PING社が提供しているパターフィッテングを受けてきました。
パター選びに悩んでいる方はご参考ください。
専用のスタジオで行う本格的なフィッティングではなく、店舗での簡易的なフィッティングです
公式サイトはこちらです。
パターフィッティングの概要
パターの打ち方には個人差があります。
「パターの軌道」や「ストロークのテンポ」などです。
テスト用のパターを打って分析することで、自分に合うパターを自動で選んでくれるというのが、今回のフィッティングになります。
取得するデータ
フィッティングで分析するデータは以下です。
・フェースの開閉角度
・インパクト時のフェース角度
・スイングテンポ
・ライ角
・シャフトの傾き
フェースの開閉角度
ストローク時にフェース面がどれだけ開閉しているかです。
インパクト時のフェース角度
打つ前(アドレス)とインパクト時のフェース面の角度差です。
もし打つ前(アドレス)と、インパクト時のフェース面が全く同じ方向を向いていれば、0°となります。
スイングテンポ
パターのストロークのテンポです。
始動(テイクバック)からインパクトまでの時間が長いほど、測定値が大きくなります。
ライ角
インパクト時のライ角です。
ライ角は重要な要素です。
理論上、0°からのズレ量が多いほど、ボールが飛ぶ方向のズレ量が大きくなります。
シャフトの傾き
インパクト時に、フェースを基準に手がどれくらい前に出ているかです。
まとめの表です。(見づらくてすみません)
フィッティング
測定用クラブのシャフトに、測定用のiPodを取り付けます。
その状態で3m先のカップに向かって、ボールを3球打ちます。
測定データ
測定結果はこちらでした。
・フェースの開閉:8.6°(大きい)
・インパクト時のフェース角度:-1.3°(被ってインパクト)
・テンポ:2.4m/s (遅い)
・ライ角:18.3°(1.7°フラット)
・シャフトの傾き:-3.0°(2.0°ハンドファースト)
自分に合うクラブは
パターモデル選択チャートで自分に合うパターを選びます。
私の場合、2.3以上のアークなので、表の一番右上です。
おススメのパターは・・・・・・空欄ですね。
空欄の場合、その近くがおすすめパターになります。
フィッティングの感想
フィッティング後に店員の方から「このフィッティングは目安・参考程度にしてください」と言われました。
実際にフィッティングを受けた私としても、そのように思います。
理由は2つあります。
1つ目はフィッティング用のパターが重いからです。
フィッティング用のパターは、通常のピン型パターと同じで約350gだと思います。
そこにiPod(約100g)を取り付けると、通常のパターの1.3倍くらいの重さになります。
重さが違うせいか、実際振ってみると、いつもと違うストロークになった気がしました。
その状態でフィッティングしても正しいデータが得られないのではないかと思いました。
2つ目はフィッティングの考え方です。
例えばフェースの開閉が大きい人は、開閉しやすいアーク型のパターをおすすめされます。
振りやすいからです。
しかし、開閉が大きいせいで左右のバラつきが大きい人は、ストレートタイプのパターを使った方がボールを真っすぐ打てるようになるという考え方もあると思います。
パターの特性で短所を補うという考え方です。
フィッティングを受けて良かったのは、データを見て初めて分かった事があったことです。
例えばライ角がフラットになるようにインパクトしたつもりでしたが、実際は少しフラットになっていたことが分かりました。
また、少しですがハンドファーストでインパクトしていたことも初めて分かりました。
フィッティング自体は面白く、無料で受けることが出来ます。
フィッティングができる店舗は全国で多数あります。
気になった方は受けてみてください。
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