本記事では、歩測のやり方・活用方法を解説します。
初心者やアプローチ・パターの距離感が合わない方はご参考ください。
歩測とは
歩測とは文字通り「歩いて距離を測定」する事です。
30ヤードくらいのアプローチであれば、ピンまで歩いていく事が出来ます。
ピンまでの歩数に歩幅を掛ければ、ターゲットまでの距離を計算できます。
歩測の目的
歩測の目的は以下です。
・距離を測る
・歩測した距離とパターのタッチを合わせる
順番に解説します。
距離を測る
歩測の目的の一つ目は「距離を測るため」です。
カップや旗を見ただけで残りの距離が分かれば歩測する必要はありません。
ですが人間なので、それは難しいです。
人は周りの景色によって、残りの距離を錯覚してしまう生き物でもあります。
ほぼ毎日練習しているようなプロでも、対象物までの距離を見ただけでは分かりません。
なのでキャディーがついており、毎回残りの距離を聞いています。
歩測した距離とパターのタッチを合わせる
歩測の目的の二つ目は「歩測した距離とパターのタッチを合わせるため」です。
ラウンドに行った時に、事前練習なしで1ホール目のパットを打つとします。
最初のパットは、どれくらいの強さで打てば良いか分からないはずです。
なぜなら基準がないからです。
そうならないように、事前に歩測して基準を作る必要があります。
ラウンド前にパター練習場で、カップから5歩・10歩・15歩・20歩の距離からパターを打ち、それぞれの距離を打つための強さ(距離感)を掴んでおきます。
そうしておくと、1ホール目の最初のパットでもカップからの距離を歩測することで、距離感に困ることが少なくなります。
歩数と距離感の関係(基準)が自分の中で出来ているからです。
プラスαで、上りと下りの基準も作っておくと良いです。
「これくらいの上りはプラス2歩」などの感覚も持っていると、勾配にも対応できます。
ラウンド中は、歩測でパターのラインを踏まないように注意して下さい。
スパイクで踏むとボールの転がりに影響します。
故意にやった場合、ラインの改造でペナルティーの対象になってしまいます。
歩測の前準備
歩測するためには、ラウンド前に自分の歩幅を測っておく必要があります。
個人差はありますが、成人の歩幅は一歩で約70cmです。
1ヤード=約91.4cmなので、13歩で約10ヤードの計算になります。
大幅で歩くのと小幅で歩くのでは、当然ですが歩幅は異なります。
なので、自分がラウンド中に再現できる歩幅で10歩ほど歩き、平均すると歩幅が計算できます。
例えば10歩を歩いて7.5mであれば、1歩75cmという計算です。
まとめ
ラウンド中に歩測することは少し手間に感じるかもしれませんが、やればスコアの向上に繋がります。
残り30ヤードのアプローチが残った場合、[① 感覚的に残り30ヤードくらいだと思って打つ]のと、[② 歩測で39歩だから計算上30ヤードだと思って打つ]のでは、距離に対する確信度が全然違います。
残りの距離に確信を持つことができれば、自信を持って打つ事ができますので、スイングが緩むことが少なくなります。
歩測をやったことが無い方は、試してみてください。
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