本記事では、スコアメイクの考え方について解説します。
特に100切りを目指している方は参考にして下さい。
︎ゴルフは無理をしてはいけないスポーツ
ゴルフは18ホールのトータルスコアを競うスポーツです。
1ホールのスコアだけが良ければ勝ちではありません。
トータルスコアを良くするためには、ミスを減らす事が大事です。
何故なら、良いスコアを取るより、悪いスコアを取らない方が簡単だからです。
バーディを取るのは難しいですが、パーやボギーを取るのはそこまで難しくありません。
そしてダブルボギーやトリプルボギーを取らないことも、そこまで難しくありません。
例えば、5ホール回ったとして
① パー(±0)が2回と、ボギー(+1)が3回
② バーディ(-1)が3回と、トリプルボギー(+3)が2回
の2パターンがあったとします。
どちらもスコアは+3です。
ですが実現しやすいのは①の方です。
①のようにパーとボギーを取り続けることは、そこまで大変ではありません。
ですが、②のように5ホールでバーディを3回取るというのは中々できません。
つまり、パーやボギーを積み重ねる方が、大ミス(トリプルボギーのような)をバーディでカバーするよりも簡単という事です。
トリプルボギーのような大叩きをしない事がスコマメイクの鍵になります。
大叩きすると、取り戻すのは難しい。
無理せずにそこそこのスコアを積み重ねる事がスコアメイクでは大事。
自分の実力を正しく理解する
無理をしないようにするためには、自分の実力を正しく把握する必要があります。
以下のような、番手別の実力表を作ると良いです。
番手 | (ヤード) | 飛距離コメント |
1W | 230 | 左右に20ヤードは曲がる 約15%でOB |
3U | 190 | 最大20ヤード曲がる ティーショットは打てる 地面からはうまく打てない グリーンオンの確率:10% |
4U | 180 | 最大20ヤード曲がる 地面からも打てる グリーンオンの確率:15% |
5U | 170 | 最大15ヤード曲がる 地面からも打てる グリーンオンの確率:20% |
6I | 155 | グリーンオンの確率:30% |
7I | 145 | グリーンオンの確率:40% |
8I | 135 | グリーンオンの確率:60% |
9I | 120 | グリーンオンの確率:75% |
PW | 105 | グリーンオンの確率:80% |
AW | 95 | グリーンオンの確率:85% |
SW | 80 | グリーンオンの確率:90% |
ここで気をつけることは、この表は厳し目に作るという事です。
自分の実力を過信して作ってはいけません。
本番のラウンドでは、以下のような悪条件が重なります。
実力を把握しておくことのメリット
実力表を作るメリットは、大叩きを防げることです。
ラウンド中に最も大ミスが発生しやすいのは、成功率が50%くらいのショットを打つ時です。
成功率が10%くらいのショットは諦めがつきますが、50%くらいが一番危険です。
期待感のある成功率のため勝負に出たくなりますが、50%で大ミスに繋がります。
それが分かっていても、狙いたくなってしまいます。
そのような状況でも、実力表が頭にあると冷静になる事ができます。
自分の力を正しく把握できていれば、無理してパーを狙うよりも、確実にボギーを取るという選択ができるようになります。
もし勝負していたらトリプルボギー以上の大叩きになっていたかもしれません。
無理をしないというのは、逃げているわけでは無く、立派にマネジメントです。
自分のことを良く理解できている証です。
まとめ
ラウンドでは無理をしないで、自分の実力を理解して立ち回りましょう。
無理をしないというのは、夢がないように聞こえるかもしれませんが、トータルスコアのためにギャンブルを避けているという事です。
マネジメント出来ている証です。
ゴルフは我慢の競技という側面もあります。
また、実力表を作ることで、どの番手が上達すればスコアが良くなるかが掴めます。
一度、簡単で良いので実力表を作ってみる事をお勧めします。
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