本記事では初心者向けに、バンカーショットの基本について解説します。
バンカーの種類
バンカーは2種類あり、グリーン周りのバンカーを「ガードバンカー」、フェアウェイ付近のバンカーを「フェアウェイバンカー」と呼びます。
「ガードバンカー」と「フェアウェイバンカー」は打ち方や考え方が異なりますので、順番に解説していきます。
ガードバンカー
ガードバンカーからのショットはグリーンに乗せたい、出来ればカップに寄せたいショットです。
(ボールの位置が悪い場合、目玉になっている場合は脱出優先ですが)
ガードバンカーの打ち方
ガードバンカーのショットは砂を爆発させてボールを飛ばします。
直接ボールを打ちません。
クラブはSW(サンドウェッジ)を使います。
バンカーに入って足を砂に少し潜り込ませます。
足場を安定させてスイング中に体がブレないようにするためです。
バンカーに入る前と後で「砂の量」と「砂の硬さ」を確認します。
「砂の量」や「砂の硬さ」によって、打ち方が異なるので確認をします。
バンカーショットは砂を打つので、普通にボールを打つより飛びません。
また、スイングが少しでも緩むと砂に負けてしまいます。
強めにスイングして、インパクトでは緩まないようにしましょう。
ポイントをまとめると以下です。
・バンカーショットは砂を打つ。(直接ボールを打たない)
・クラブはSWを使う。
・足を潜らせて、体がブレないようにする。
・バンカーの「砂の量」と「砂の硬さ」を確認する。
・強めにスイングする(砂に負けないように)
「柔らかいバンカー」「硬いバンカー」の打ち方
バンカーは「柔らかいバンカー」と「硬いバンカー」があります。
柔らかいバンカー:砂の量が多い・砂が乾いている
硬いバンカー:砂の量が少ない・砂が湿っている
「柔らかいバンカー」と「硬いバンカー」では打ち方が全く異なりますので、状況に応じて打ち方を変える必要があります。
柔らかいバンカーの打ち方
砂が多い時は、クラブを浅く入れる必要があります。
ボール手前から表面の砂だけを払い取るイメージです。
クラブを深く入れてしまうと、バンカー内にクラブが刺さってボールが飛ばなくなります。
硬いバンカーの打ち方
砂が少ない時はクラブを深く入れる必要があります。
通常のショットよりも、少し上から刺していくイメージです。
砂が硬いので、クラブを浅く入れると、砂でクラブが跳ねてトップしてしまいます。
クラブを浅く・深く入れるコツ
構え方でクラブを入れる角度を変える事が出来ます。
砂が柔らかい時は低めに構えると良いです。
スイングの軌道をフラットにすることで、クラブが浅く入りやすくなります。
砂が硬い時は、通常の構えで打てば良いです。
フェアウェイバンカー
フェアウェイバンカーはガードバンカーとは異なり、ある程度飛ばしたいショットになります。
グリーンを狙いたいショットではありますが、難易度はかなり高いです。
トップしてもダフってもダメで、ボールをクリーンに打つ以外にないからです。
フェアウェイバンカーの打ち方
難易度が高いフェアウェイバンカーからのショットですが、ユーティリティーやウッドを使用すると、難易度が少し下がります。
ダフリ気味に打てば、少しダフったとしてもソールがあるので刺さらずに滑って、ボールを拾ってくれます。
飛距離を稼ぎたいのであれば、ユーティリティーやウッドで打つと成功確率が上がります。
フェアウェイバンカーのコツ
そもそもですが、グリーンに乗せる事を無理に狙わない方が良いです。
なぜなら少しダフったら飛びませんし、トップし過ぎればバンカーのアゴに当たってバンカーから脱出できないからです。
難易度が高いショットだという事を理解し、無理をしない事が大事です。
考え方としては、飛距離や左右がかなりバラつくと考えて打つと良いです。
下図のように狙った箇所に対してバラつく範囲を考えて、池など打ってはいけない場所に飛ぶ可能性があれば、無理せずに脱出だけして刻むのが賢いマネジメントです。
フェアウェイバンカーからのショットは難易度が高い。
無理をしないマネジメントが大事。
まとめ
今回は初心者向けに、バンカーの基本について解説しました。
バンカーショットは最初は難しく感じますが、基本を押さえておけば大きなトラブルにはなりません。
本記事の内容を理解して、実践していただければ良いと思います。
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