「ゴルフが上手い人は仕事ができる」
ゴルフをやっている人であれば、一度は聞いた事があるセリフだと思います。
逆にゴルフをやっていない人が聞くと、意味不明なセリフに聞こえると思います。
ゴルフを始めさせるための誘い文句にも聞こえるでしょう。
結論としては、ゴルフの上手さと仕事が出来るかどうかは関係ありません。
プロゴルファーが仕事ができるかと言ったら、そういう訳ではないからです。
と結論づけてしまえばこの話は終わってしまうのですが、ゴルフの上手さと仕事の出来は少しは関係あると思っています。
今回はそんな話をしたいと思います。
︎「ゴルフの能力」と「仕事の能力」
ゴルフで必要な能力は、仕事においても必要な能力である事が多いです。
ゴルフはスポーツ、つまりは運動ですが、必要なのは運動神経だけではありません。
むしろマネジメントやメンタルの方が大事なスポーツです。
仕事に関係するゴルフに必要な能力には以下のようなものがあります。
・地味な努力ができるか
・我慢できるか
・トラブルにうまく対応できるか
・メンタルが安定しているか
・自分自身を客観視できているか
・コミュニケーション能力があるか
・体力があるか
︎地味な努力ができるか
良いスコアを取るためには、アプローチやパターの精度が大事です。
ですが、アプローチとパターの練習は1番地味で面白くありません。
上手い人であればある程、この地味な練習を淡々とこなしています。
良い結果を出すために面白くない事に対して努力できる能力は、仕事で成功するために必要な能力になります。
我慢できるか
上手く打てれば良いスコアが取れるが、失敗したら大叩きしてしまうような、いわゆるギャンブルするか否かを問われる場面がゴルフにはあります。
そのような状況で求められるのは、未来の事を考える能力です。
言い換えると、最終的な結果のために無理なギャンブルをしない判断ができるかどうかという事です。
適切なリスク管理ができる能力は、仕事においても重要な能力になります。
︎トラブルに上手く対応できるか
ディポットに入ったり、風に流されたりと、ゴルフをしていると自分自身が悪くなくても不運なトラブルに巻き込まれることが頻繁にあります。
そのようなトラブル時でも、焦らず冷静に対処したり、トラブルを事前に予想して立ち回る事がゴルフには求められます。
仕事でも同じようにトラブルに巻き込まれる事は多くあります。
トラブルに上手く対応出来る人は、仕事が出来る人と言えます。
︎メンタルが安定しているか
ゴルフは基本的に上手くいかない事が多いスポーツです。
プロでさえ、止まっているボールを打つだけなのに、狙った所に打ち続けることは出来ません。
ミスが続くとイライラもしてきます。
そのようなメンタルが不安定な時にも、それを表に出さず、普段と同じ動作をする事がゴルフには求められます。
仕事でも嫌な事があるとすぐに怒る人がいますが、仕事が出来る人とは言えません。
メンタルが安定している、または安定しているように見せる事が出来る人は、仕事が出来る人と言えます。
︎自分自身を客観視できているか
ゴルフで良いスコアを取るためには、自分自身の能力を正しく理解することが必要です。
人間は自分の能力を過大評価してしまう生き物ですが、ゴルフは能力以上の事をすると必ずミスが発生し、スコアが悪くなるように出来ています。
謙虚さが大事なスポーツとも言えます。
自分自身を正しく理解できている人は仕事でも無理をし過ぎずに、自分が出来ることの範囲内で仕事をする事が出来ます。
︎コミュニケーション能力があるか
ゴルフは1人だけでラウンドすることはほとんどありません。
基本的には同伴者がいます。
スコアは自分自身との戦いですが、周りの人への気遣いも求められます。
カートを動かす・旗を抜く・グリーンを補修する・ファーと叫ぶなど、同伴者や周りの事を考えてプレーする事が大事です。
仕事も一人だけでなく、周りと協力しながら進めます。
周囲に気を遣える人は仕事が出来る人と言えます。
︎体力があるか
ゴルフは意外に体力を使います。
1ラウンドで5時間くらいプレーするので、持久力が必要です。
仕事は体力勝負の場面が少なからずあります。
体力がある人は安定してパフォーマンスを出し続ける事が出来るため、仕事が出来る人と思われやすいです。
︎まとめ
ゴルフで必要な能力と、仕事で必要な能力の共通点は多い事です。
なのでゴルフの上手さと仕事の出来は、ある程度は比例するのかもしれません。
あくまで私見ですが、常にスコアが70台の人はちょっとゴルフし過ぎなんじゃないかと思いますが。。
ゴルフも仕事も両方できると人生楽しいと思いますので、そこを目指すのが良いと思います。
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